香港領事佐々淳行―香港マカオ暴動、サイゴン・テト攻勢 (文春文庫)



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香港領事佐々淳行―香港マカオ暴動、サイゴン・テト攻勢 (文春文庫)
香港領事佐々淳行―香港マカオ暴動、サイゴン・テト攻勢 (文春文庫)

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あの時代何があったのか

全共闘・ベトナム戦争以降の生まれの私は、あの時代に何があったのかを
知りたいとおもい、その一つとしてこの本を手にしました。
「テト攻勢」の言葉をしっていても、実際はどんな現状だったのかを
教えてくれた一冊です。
とても、リアリティに富み、想像しやすく、勉強にもなる本でした。
近年特に耳にする「危機管理」とはどういうものか、どうあってほしいのかを
より身近に感じることができます。

歴史の一端を知ることは、国や人間や文化をしることです。
最初にして最大の危機

「東大落城」、「連合赤軍『あさま山荘』事件」に続く著者の危機管理シリーズの三作目。ただ、時系列的にはもっとも古く、60年代の香港領事時代の体験を描いている。先の二冊が一つのトピックに絞って書いているのに比較すると、記述が香港領事時代全体にわたっているので、話が「駆け足」的でちょっと「軽い」気もする。

ただ、今回の危機のピークは、たまたまサイゴンを視察中にベトコンのテト攻勢が開始され、まさに「戦争」という危機に巻き込まれる訳で、佐々氏の最初にして最大の危機を描いているともいえる。

それにしても、この人の波瀾万丈さはまさに「事実は小説よりも奇なり」を地でいっている。推理小説の「名探偵」の様に、行く先々に「危機」を呼び寄せているのではないだろうか?



文藝春秋
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